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辿り着く先は一体 何処になるのか

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    img_9748_44541836_0.jpg釣具店に入ったのは午前10時を過ぎた頃。半分正気の失せた俺を、半分「素人め」的な目で見てくる店員を気にする事もなく、むしろ「素人なんですけれど も」オーラを剥き出しにして店員に聞きまくる。
    これからの時間帯は何を釣るのが適切なのか、その為には何が必要なのか、それから自分はもう竿しかないんです、3mしかないんですけれどもこれでも良いの ですか。何から何まで聞いて聞いて、挙げ句仕掛けもつけてもらって。

    そうして向かった先は朝一番に向かった所とは違う釣り場。雨でも人はいるらしく、ところ狭しと匠が並ぶ。狙うはソウダガツオ。普通そいつを狙うには 5.4mくらいの長さの竿が適しているとか。それでも俺の持っているのは3m。明らかに素人感丸出し。地元の匠からは「来たよ素人が」な眼差し。悔しいけ れど仕方がない、俺にはこれしかないのだから。何より俺は素人なんだし。

    朝の4時から悪戦苦闘した甲斐あって、竿さばきはそこそこにまでなっていて、お陰で狭いスペースでも何とかやれるくらいにまではなっていた。それでも「隣 りの人がヒットしたら…」みたいなルールまでは把握しておらず、ちょいちょい迷惑をかけたりもしながら釣りを始める事1時間2時間。一向に俺の竿はピクリ ともしない。体調は悪化していく。

    「釣りに行けば連れるって訳じゃない」

    そう思い、心も折れ、そろそろ引き上げようかと考えた次の瞬間。俺の竿が何かに引っ掛かってしまった感触。朝一番で投げたルアーがどこぞの岩っぺりに引っ 掛かってしまった時と同じ感覚。

    「最後の最後までこれだったか」

    そう思い、汚してしまってごめんなさいと海の神様にまた頭を下げ、強引に竿を引っ張り上げる。

    しかし、引っ張れど引っ張れどうきは出て来ず、むしろ引っ張るのをやめた途端にうきが出て来て、そのまま沖の方へと逃げて行くではないか。

    「何してんの!?早く巻いてよ!!」

    仲間がしきりに言う。

    …かかったらしい。

    そんな事言われたって俺には何かに引っ掛かったとしか思えなかったんだから。いや良いから早く巻いて。バれちゃうよ。まぁ待ってよ、何とかするから。ほら 早く早く!だから分かったってば!



    …で、釣れちゃいました。そして、釣り上げて陸にそいつを引っ張り揚げたと同時に、俺の竿が折れました。3m未満になってしまいました。

    ソウダガツオ。マルソウダだったのかヒラソウダだったのか、大体40〜50cmくらい。そりゃ折れるわって話。

    ソウダが釣れ、竿が折れ、心も折れたら我に返っていて、突然の悪寒が体内を走り、一目散に車へと引き上げて暖気。

    そうして、俺の初めての釣りは終わりを迎え。帰りの車は俺が運転。降りしきる雨の中、あの感動を思い出そうにも、自分自身「何かに引っ掛かった」という記 憶しかなく、感動しきれない自分もいたりなんかして。

    また行きます。今度は5.4mの竿を担いで。

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