世間様はGW、自分は無職なのにどこに遊びに行けようか、と。考えようによっちゃどこ行ったって構わないくらいフリーダムなんだけど、どこか後ろめたい気 持ちでもあるのか、極力外出は控えている現実。
表向きだけでも、ってんで「やる気あります」オーラを出さなきゃいけないんだろうな、ってのが分かっていたのかいなかったのか、ありのままの自分を出し過 ぎてことごとく玉砕。もはや面接に行くだけの運賃だって工面出来るかどうか。色々考えさせられます。
せめて、と活動した事と言えば、部屋の中を綺麗に整頓したということ。底辺を感じたお陰なのか、いらないものをあっさりと見切って捨てられる感覚が備わっ ていたという衝撃的な展開にもさほど感動せず、いちいち「これは要るのか?要らないのか?」と考える時間が面倒臭い体質になってしまっていて。
小さい頃から、早く分別のある大人になりたくて。それはきっと、親父と同じ土俵で、男同士の会話ってのをしたかったからで。子供扱いされたくない、って 思っていた訳で。
それと同時に、どこかクールに決めてしまうのが大人なんだろうな、と、いつまでもやんちゃやんちゃで自分勝手やってるのは決して良い事ではない、と思って いた訳で。
結果、頭だけデカくてビビりなちんちくりんになってしまった訳なのだけれども、何週間か前に会って話をした音楽プロデューサーは、未だにアツい話を平気で 言ってのけたので。
「いつまでもガキみたいな事言ってんじゃない」なんて言われていた過去、「このままじゃいけないのか」って思っていたあの頃。何だかカタスカシを喰った気 持ちだったのは事実。今更投げ出すのもどうなのか、とも思ったが、実は完璧な人間を目指していた自分が何とも馬鹿らしく思え、大人像って一体何なんだ、っ てことになって。きっと自分は、どんなに偉くなっても永久にこのままでも、どんなに金持ちになってもどんなに貧乏になっても、どんなに社会的地位が上がっ ても下がっても、自分のスタイルを根っこから変える事なんて出来ないんだろうな、と思ってしまった訳で。
上から色々な色を塗りたくって綺麗に見せる事は幾らでも出来る。それを剥がした時の自分だけしか表現していない色、それはきっと、どんな事があっても変わ らないんだろうな、と。人によって変えられる人もいるのかも知れない。自分はきっとダメ。そう感じてしまった訳でして。
だから何かを諦めた、って訳じゃない、むしろ、だからもうこれ以上変な色はつけません、ありのままの自分を見てください、と。今まで見たいに調子良く生き る為の知恵を絞っている時の自分ではなく、本当に本当にありのままの自分を見て、そして定めてください、と。
いきなり全部出し過ぎてしまった記憶で一杯。大した器の人間でもないのに、更にそんな面接の仕方じゃ、受かるものだって受からない、って話。
さて、次はどこに見てもらおう。
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