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辿り着く先は一体 何処になるのか

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    img_9748_25034042_0.jpg
    あるところに大きな麒麟がいました。その隣には大きな象がいました。2匹はいつも仲良く、協力し合いながら毎日暮らしていました。
    ある日通りかかった神様が、2匹を見てこう言いました。

    「どちらか、より頼りになる者を極楽へ連れて行きたい」

    極楽は、それはそれは美しく、それはそれは穏やかで、決して危険な目には遭わず、かといって飽きてしまう事もなく、言葉通り極楽の地でありました。神様 は、今まで飼っていた「ぬえ」が死んでしまったので、新たにそばで使いになってくれる者を探しているところでした。そのうちに、ある場所でとても仲良く暮 らしていて、それはそれは効率的に何でもこなしてしまう2匹の動物がいるという噂を耳にして、ここまで足を運んだのでありました。

    その話を聞いた麒麟と象は、お互い少し見つめ合った後、
    「私が行きます」
    と、2匹同時に声を上げました。
    当然どちらかを決めなければならない神様は、考えた後で2匹に幾つかのテストをしました。水汲み、草むしり、荷物持ちに周囲の警備、それは当たり前ではあ りながらも大切な事柄ばかり。2匹は、与えられたテストを必死にこなし、「我こそは」と、一生懸命に主張し続けました。しかしながら、水汲みは象の得意分 野、草むしりは高いところに行けば行く程麒麟の得意分野、いつまで経ってもどちらが極楽に行くのか決まりません。
    困った神様は、「何故そんなに極楽に行きたいのかを私に聞かせなさい」と、2匹に問いました。
    「私は…」麒麟はそう言った後、静かに目を閉じました。
    「私は…」象はそう言うと、しばらく黙ってしまいました。

    「よし、連れて行くのは象にしよう」

    そう言って、神様は象を連れて極楽の地へと向かったのでありました。
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