今夜でもうやめにしてしまおう
何とでも罵られていよう
空にあった夢を剥がして君の背中につけてあげよう
僅かな光の隙間だから
何度でも立ち上がれるから
取れかかった腕を備えて甲羅だった僕に会いに行こう
右を向けばあなたは左すれ違いで
月に投げた紫色は振り返らず
何を見ていた
こんなにもう取れてしまったんだな
あんなにも伝えたかったのかな
崩れだした雲を見つめて歪んでった僕の裏側
好きと言えばあなたは嫌い仄めかしで
月に投げた黄色い飴が砕けて散る
星に似ていた
左を見たあなたが一人いるくらいで
月に投げた紫色が赤に変わる
右を向けばあなたは左すれ違いで
月に投げた紫色が手を差し出す
君を見ていた