明日はライブ。曲も揃い歌詞もあがり、喉を痛め、そんな作り上げた見せかけの体でありながら本番では魂をお届けしようかと考えている訳ではありますが、ま ずは鼻水を止めないと。体調管理も立派な準備の1つだというのに。
日増しに寒くなって来た冬の空は何とも心に染み入り。今年ももう終わりだね、なんて話、別に去年も来年もそんな時期はやってくるというのに、いつもこの時 期は空気がせわしい。取り込まれてしまわない様に、ひたすらに耳から音楽という魔法を詰め込み、世の中の流れに逆らうかの様に大きな道を通り過ぎる。
この道の果ては一体何処へ続くのか。隣町を越えてそのまた隣町も越えて、超えた先には何が待っているのか。
上を見ればキリがなく、下を見てもキリがなく。それなら今日は下を見て歩こう。切なさが増してしまうだろうけれども。いつだって空は同じ匂いをくれるとい うのに、人は勝手だ自分の気分で好きにも嫌いにもなってしまうのだから。世の中に好きと嫌いという言葉しか存在しなくなったなら、今日は何て言われるのだ ろう。嫌いと言われるのは嫌、でも好きと言われているだけなのも嫌。好きなものを好きでいたい。嫌いなものを好きになりたい。
灰になった僕の胸は涙も枯れ果てて、ハイになった君の胸は誰かの月になる。
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