きっと俺の知り合いや家族や、少しでもコネクションのある人はここを知らないだろうということで、自分の本音を書き記しておこうと思う。
今まで自分の中で描いていた事、有名になりたいなぁなんて漠然と描いていた事、それはでも全部自分の中で上手く処理されていって。いつの間にか趣味止まり だな、なんて思っていた事や、いつの間にかやらなくなっていた事や、自分の中で「これ以上はいけないな」なんて感じた事。どれも全て、いつの間にか自分の 中でもポジションっていうのが位置づけられていって。
それでも何故か音楽についてだけは何とも踏ん切りがつかず、今の今までずるずると引っ張ってしまって。実際「30まで」なんて自分の中でのリミットを用意 したのは俺だけど、果たしてどうなる事やら。
「どうなることやら」は決して「上手くいくのか」っていう事に対しての意味ではなく、本当はもう気づいているんじゃないのかって事。というよりは、気づいたんじゃない?って事。
今年は何とも当たり年で、っていうのはmixiでの日記によく書くんだけど、そのお陰も合って、今年に入ってから何度かライブをやらせてもらって。久し振 りだったし緊張しながらも、更にはブランクがあったせいで何とも上手くいかなかったりと、それでも段々調子が上がって来てみて、つい最近、俺は違うんじゃ ないか、なんて思ってみたりもして。
いつだったか仕事先の上司に「諦めるってことはとても勇気のいる事だ」なんて話をされて、理解はしていたけれど俺はそんな事にはならない、なんてことも どっかで思っていて。
だって、諦めるところまでいくってことはもう燃え尽きるまでやったからってことなんだろうし、それでダメなら悔しいけれど何ともならないというか、踏ん切 りはつくだろう、なんて思っていたのだけれど。
今のままじゃ絶対に有名になるなんて無理。それどころか何にも出来足ない。何にもしていなくて社会的な事もしない、本当にただのぐうたらな奴。
その日その日をただ生きて、何も考えず、与えられた事、決められた事をして、食べるものを食べて寝る時に寝て、そのまま死んでいくのを待つだけ。何とも考 えただけでもうやる気も失せる。
でも何だか俺はそんな人間なのかも知れない。いつまで経ってもやらなきゃいけない事をやらないで、はっきりとけじめをつけずに、諦めるってことは後回しに してそのままズルをして、結局ただ生きているだけ。一番嫌だ、なんて言っていた事を、一番やりたくない、って思っていた人生を、俺は今しっかりと刻んでい るのだ。
俺は一体何をすればいいんだろう。悩むだけ悩んで結局何にもしないままで。刹那的な事は嫌いなはずなのに、音楽ってものが俺の中でずと残っていて、「これ こそが!」なんて思ったりもしたんだけどな。「歌う為に生まれてきた」までは思っていないけれど、それでも、俺が開花するのは、俺が昇天するフィールドは 音楽だ、なんて思っていたんだけどね。
何だかどうしようもなく情けない事書いてしまったな。いつかこれを読み返すときの俺自身の心は、いたいこれを読んでどう感じるんだろう。
いつかまたこれを読む俺へ。
やりたい事があるならやってしまえばいい。世間がどうとか、失敗したらどうとか、そんなもんは後で考えればいい。とにかく俺はやらないと始まらないんだか ら、早く動きなさい。身の回りの小さな誘惑に負けないで。今だけじゃなくて、もう少しだけ先を見てみて。
今のこのへなちょこな俺が俺にいえる事なんてのは、こんなもんか。
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