年明け早々に働き先を変えます。思えば長い事あの店で働いたもんだ。
それでももはやあの店は腐ってしまい、何とかならないものかと思いながら働き続けていたのにも限界、身を引く事を決めた訳で。
思えば3年半前のあの日、面接の担当していた事務に「髪の毛の長いのは面接後でも大丈夫だから」と言われて当日事務所に通されて、偉い人に1分もしないう ちに追い返され。「その髪型で面接をしようとしたお前の気持ちが分からん」と。
お前んとこの阿呆事務がそう言ったんじゃボケ!と、腹を立てた30分後、物凄く短髪になった俺は翌日また同じ店に行って面接。何の質問もなく採用しやがっ た理由も分からなかったけれど。
仲間も増えた働き始めて半年後くらい。俺の事を良く思っていない次に偉い奴と俺の間で問題が起き。突き詰めていったら痛み分け、むしろ原点は次に偉い奴の 方にあったその問題で、俺はクビになり。
何も知らずに報告を受けた俺の仲間達はその夜家にまで来てくれて。俺は洗いざらい話し、結果皆が俺を店に戻す、なんて話をしてくれて。半分以上目に涙をた めながら、俺はあの店にではなく同志の為にだけこの身を尽くす、そう決めたのでありました。
結局その問題は、スタッフ間では「次に偉い奴が悪かった」という話になっていたらしく、問題が起きた一週間後には店に戻っていた俺と次に偉い奴との溝はよ り深まり。
「俺は怒らない」
それが口癖の次に偉い奴から俺は2度離職届を突きつけられ、それにもめげずに働き続け、とうとう半年程前に最後の同志が店を辞めていった。しかしながらそ いつの辞め方もどうしようもなく、そんなヘボ上司に育てられた阿呆部下に腹を立てて辞めていってしまったのだ。
いつの間にかもうどうしようもなくなっていた店にもはや未練はなく、これからも働き続けていく予定の後輩達には若干の心配をしながら、それでも「いやなら 辞めちゃいなよ」的精神がある俺はもう何も言う事もなく。
いつの間にあんな店になってしまったのだろう。昔はまだ輝いていたのに。
大反省会、もはやこれ以上反省会にふさわしいテーマはなく。
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