辿り着く先は一体 何処になるのか
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あるところに大きな麒麟がいました。その隣には大きな象がいました。2匹はいつも仲良く、協力し合いながら毎日暮らしていました。
ある日通りかかった神様が、2匹を見てこう言いました。 「どちらか、より頼りになる者を極楽へ連れて行きたい」 極楽は、それはそれは美しく、それはそれは穏やかで、決して危険な目には遭わず、かといって飽きてしまう事もなく、言葉通り極楽の地でありました。神様 は、今まで飼っていた「ぬえ」が死んでしまったので、新たにそばで使いになってくれる者を探しているところでした。そのうちに、ある場所でとても仲良く暮 らしていて、それはそれは効率的に何でもこなしてしまう2匹の動物がいるという噂を耳にして、ここまで足を運んだのでありました。 その話を聞いた麒麟と象は、お互い少し見つめ合った後、 「私が行きます」 と、2匹同時に声を上げました。 当然どちらかを決めなければならない神様は、考えた後で2匹に幾つかのテストをしました。水汲み、草むしり、荷物持ちに周囲の警備、それは当たり前ではあ りながらも大切な事柄ばかり。2匹は、与えられたテストを必死にこなし、「我こそは」と、一生懸命に主張し続けました。しかしながら、水汲みは象の得意分 野、草むしりは高いところに行けば行く程麒麟の得意分野、いつまで経ってもどちらが極楽に行くのか決まりません。 困った神様は、「何故そんなに極楽に行きたいのかを私に聞かせなさい」と、2匹に問いました。 「私は…」麒麟はそう言った後、静かに目を閉じました。 「私は…」象はそう言うと、しばらく黙ってしまいました。 「よし、連れて行くのは象にしよう」 そう言って、神様は象を連れて極楽の地へと向かったのでありました。 PR
いつの間にか、就職先を考え、喰いっぱぐれない様に身の振り方を考え、かといって無謀なまでの野望を捨て切れたのかと言われれば決してそんな訳でもなく、 気づけば独り宙ぶらりん、世の中の通勤ラッシュからもつまはじかれてしまいそうな、そんな中途半端な毎日。
いつだったか、「30で死にます」なんて大ほらを吹いて周りからやいやい言われたのを思い出す。あの頃はまだまだそんな時が来るなんて思ってもいなくて、 だけどもきづけばもうすぐ30歳。お兄さんと呼ばれてはいけない時代がそのうちやってくる訳なのだけれども。 「歳をとるにつれて、みんな長生きしたいって思う様になってくるものなのよ」 そんな事を、当時俺に英語の勉強を教えてくれていた先生が言っていた。「へぇ」なんて思ってその場は何事もなく過ぎ去っていったのだけれども、今改めて考 えても、30歳が俺のゴールでも問題ないかもな、なんて。 結婚してない子供いない孫いない持ち家ない夢叶えてない、どれを取っても不本意な人生。ではあったけれども、これこそがまさに人生、夢なんてものは神様と バクに任せておけば良かった話で、人が無駄に叶えようとするから、人が届きもしない領域に足を踏み込むから、叶う夢も叶わず。 「人の夢は儚い」 まさにその通り。 それでも人は夢を追い、そのうちに年老い、それこそがまさに人であり、そうあるべきな人生であり。日々の生活、果たして自分は活き生きているのか、せめて これからの数年間、自分の中での人生の終わりを迎えるまで、少しでも活き生きてみたいものではある。
こんなに更新が遅れてしまうなんて、何とも怠慢な人間になってしまったものだ、などと思ってみたりもしたのですが、そもそもここを始めたきっかけを考えて みたりなんかして。すると意外な事実が分かってしまい。
そもそもがブログを何故始めたのか、ということ。頭の中に詰まってしまってどうにも行き場に困った言葉達を何とかしてあげないと、そう思って始めた訳で す。それが今になって何も出て来ないということは、俺の頭の中もだいぶ整理されて来たということにもなり、言ってみればネタ切れ、それはそれで大問題だっ たりもして、解決してすっきりしたと同時に、これはまた一杯ものを考えていかなきゃならないなぁなんて、早速ものを考えてみたりもして。 にしても、今日は何も何も出て来ないので、充電しましょ。 |