初めてあの公園に行ったのは高校三年生の時の事。受験シーズン真っ只中だというのに、空は明らかに曇っているというのに、俺は憧れの女の子と二人、電車に 揺られて公園へ。
もう出ていてもおかしくない時間だというのに空は一向に変わらず、何時間か粘ってみるもどうにもならない現実に見切りを付けて、地元まで帰って駅を降りた ら頭の上に太陽はさんさんと昇っていて。
そんな思い出をよぎらせながら、またもやってきてしまった葛西臨海公園。いつかの時から比べて、恐ろしい人数にまで膨れ上がってしまった見物人の中、今回 はいつかの時よりももっと憧れの女の子を隣に。
ご来光直前になって言い合いになってみたり、撮った写真がどう考えても船の写真にしか見えなかったり、誰かがセットした6時50分のアラームがひたすらな り続けていたり、とにかく年明けからザワザワした雰囲気の中、やってまいりました2008年。
なぜ1月1日だけ太陽は崇められるのだろう、毎日同じ事しかしていないというのに。もうちょっと俺がひねくれていたら、何だったら何年か前だったら、俺は きっと去年の暮れか今年の2日にご来光を肖っていたことでしょう。
やいやい言いながらも、今年も今年で始まってしまいました。年明け早々に向かったデパートにくっついていた垂れ幕が、去年くっついていたまま「年中無休」 になっていて。それならいっそ「もう無休だから」くらいの大きな事を言ってしまえば良いのに、なんてことも思いながら、名古屋に住んでる俺の大親友からも 電話をもらいながら、それでもいつも通り、朝が来て夜が来て一日が終る平和な展開に感謝。
皆様いかがお過ごしますか。
明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
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