世の中には「必然的な流れ」ってのがあるのかも知れない、なんて事を最近よく思わされる。
もう日付が変わってしまったけれど、昨日は長い間連絡を取っていない、というよりは連絡すら取れない状態にあった2人の人間と連絡が取れる様になった日。
1人は、名古屋時代にコピーバンドを組んでいた頃、ドラムを担当してくれていた先輩。
もう1人は、こっちに帰って来てからパチンコ屋さんで働いていた時の後輩。
どちらも、同じ環境ではなくなってから徐々に連絡が途切れ始め、気づけば疎遠な関係。
人間世界に於いてはよくある話なのかも知れないのだけれども、それでも自分勝手に人好きな自分としては、少々寂しいところもあったりして。
じゃあこまめに連絡取れよ!
…それが「自分勝手」の所以だったりもするんだけど。
巡り巡ってくっついて離れて、それでも何かで繋がっている人間とはやがてまた巡り会う。
一度目の偶然は偶然。
二度目の偶然は必然。
何だか最近は、この世の出会い全ては必然なんじゃないか、なんて事も思ってみたりする。
たまたま街でぶつかった、本当に偶然の出会いですら。
人生で出会える人間は何万人で、そのうち話をするのは何千人、なんて。
何十億人もいると言われている地球規模の中で、たったそれっぽっちとしか関われなくて、しかもそのうちの大多数は記憶にも残らないまま終わっていくという現実。
そんな世界で出会えた貴重な出会いに、無意味なんてないのかも知れない。
明日も仕事先で話さなくちゃならない苦手な上司も、
電車の隣の席からやたらと話し掛けてくるお酒臭い酔っぱらいのおじさんも、
大好きなあの娘を奪った憎々しい恋敵も、
きっとこれからの自分を作り上げていくのに必要な何かを教えてくれているのかも知れない。
よし、とりあえず、明日仕事先に着いたらクソッタレな上司に思いっきり文句を言ってやろう。
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